紅茶のある暮らし 猫のいる生活。


by chai
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浮世絵



ボストン美術館 浮世絵展に行ってきました。


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ボストン美術館が収蔵してる浮世絵は
数量も質の世界一と言われています。
日本国内でも色々美術館で浮世絵を見ることは出来ますが
これほど状態が良く、沢山の浮世絵を
一度に見ることは出来ないでしょう。


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浮世絵収集のきっかけとなった
日本の茶を輸出していた時に張られていた
多色擦りの木版画のラベル「蘭字」

国内では現存するものは非常に少なくて
劣化を防ぐ為一般に公開されることは難しく
実際に目にすることはほとんどありません。

10年以上前、博物館の特別展で所有する蘭字を元に木版を作り
彫り、擦りを再現し復元した蘭字が数枚あります。

その時擦られた1枚と、江戸~明治の蘭字、数枚が
縁あって私の手元にあるのです。


今回の浮世絵展は
まるで今、擦られたばかりのように退色もなく鮮やかで
私の手元にあるものや他の美術館や博物館で目にしたものとは
全く違います。

墨に漆を混ぜた艶のある黒・・・
退色していない朱や紅、紫の鮮やかさ・・・
彫師の技や技術の高さが伺える、絹糸より細い繊細な線・・・
擦り師の息使いが聞こえてきそうなバレン使い・・・
絵師の感性と表現力を支えているのは
こうした影の職人達の技と技術があっての事なのだなぁ・・・と思う。



諸外国の芸術や美は、貴族や上流階級の中で育てられたものが多い・・・
日本の芸術や美の多くは、人々の暮らしの中で生まれ育まれたもの・・・

これって素晴らしいことだなぁ・・・と思う。
長い長い年月をかけて体得し、磨かれた感性と技

普段の暮らしの中で
こうした職人の魂を感じられるものに触れて暮らしていけたら
素敵だなぁ・・・と思う。

かつての日本は、そんな沢山の職人達が
人々の暮らしを支えてきたのでしょうね・・・


日本の高度成長を支えた、大量生産・・・大量消費・・・
それが良いとか、悪いとかではなくて
きっと今、私達の暮らしをもう一度、考える時期に来ているのでしょう。





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by tea-tea-chai | 2008-11-12 20:31 | おでかけ