紅茶のある暮らし 猫のいる生活。


by chai
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家を建てる計画をしています・・・。

3軒目の家です。

・・・といっても私の両親の話です。

父は母と結婚した時に土地を買い家を建てた。
高台の小さな平屋の家。
私たち三姉妹が、楽しく暮らせるように、庭には、砂場や鉄棒、滑り台があって、砂遊びをしたり、鉄棒でスカート回りをしたり、バトミントンをしたりしてよく遊んだ。

私達が成長すると、通学に便利な場所に少し広い家を建てて引っ越した。
女の子だから・・・と各階に洗面所を作って、それぞれに自分のお部屋も作ってくれた。

そして今、私達姉妹が嫁いだ後のその家は、あちらこちら痛んできて、なにより夫婦二人で住むには、広すぎた。


家ってなんだろう・・・
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以前、紅茶教室で、
「築100年の家に住んでいる人はいますか~?」
と聞いたら、クスクスと笑われた。
「じゃあ築80年は?」
もちろん誰もいない・・・。
せいぜい30~50年・・・。

おかしいと思わないのだろうか。
おぎゃ~!と生まれた家で、死ぬまで住めないことに・・・。
人の寿命より、家の寿命が短いことに・・・。

この質問は、「月と紅茶」の講座の時に、月の満ち欠けに合わせて伐採した木材について話す時に聞いたことです。
新月に伐採された木は、水分量も、デンプンも少なく、割れやカビ、シロアリに強いという実験データとともに説明したのだ。

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イギリスでは、築100年、200年の家はあちらこちらにある。
風土や気候も違うし、地震も無いから・・・それだけだろうか?


両親が建てようとしている、3軒目の家は、バリアフリーの小さな家。
駅から近く、坂がなく、車を使わなくても、自分で買い物や病院へいける場所。
そして、私達姉妹が、すぐにいける場所。

・・・今年の初め、祖母が他界した。
母は姉妹で交代して祖母の介護をしていた・・・

両親は、自分のことは自分でして、迷惑がかからないように暮らすことを考えていた。
体が年老いてきたら、出来なくなるから・・・と身の回りのものを処分している。

イギリス人の暮らし方を思い出した。
物を所有する・・・という事について・・・。

家は、中古の安い家を購入し、手を加えて育てていく、そして自分達のライフスタイルに合わせて住み替えるのだという。
大切に暮らし手入れされた家は、購入時より高く売れるのだという。

また家族構成によって、必要なものを揃え、使わなくなったら、アンティークショップ等で手放すという。
捨てるのではなく、必要な人のもとへ・・・・。

一人暮らしの老人が亡くなったあと、家族が荷物の整理をするために、家に行くと、代々受け継がれたシルバーのカトラリーがまとめてあり、少しの食器と寝具、洋服だけになっていたそうだ。
そのカトラリーは、今度は息子に受け継がれるのだ。

そんな話を聞いてから
私は物をあまり持たなくなった・・・
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Commented by AoimikanM at 2007-06-07 19:16
tea-tea-chaiさん、こんばんわ。
じ〜ん、なお話ですね。
イギリスには叔母がいるので毎年出掛けていたのですが、それも大学生までで、社会に出てからはなかなか行く機会が無くなってしまいました。やはりとても古い家で(それはお値段がお安いと言う理由でしたが)
非常に無駄の無い生活振りを肌で感じました。
理想とする家と現実のギャップが激しくなると、私は田舎の方に旅に出掛けています。
そうしてバランスを取っているような気がするのです。
実際にはやはりコンクリートと鉄筋の利便性から離れられない事。
受け継ぐという概念がない事。
せめて、、、、必要以上に物を持たない暮らしを心がけて、物ではなく心が豊かな生き方をしたいです。

*ねね
Commented by SHOKO(旧でぃんぶら) at 2007-06-08 00:22 x
本当に、なぜ日本ではこのような暮らし方ができないのでしょう。
良い物を持ち、受け継ぐ・・・。
シンプルで、当たり前のようなことなのに、なのに、できない・・・。
家に関する考え方がまったく違うのですね。

本物。シンプル。
私にもこれからのテーマです。

最後の写真のおうち、とても素敵ですね。
Commented by karibu-chai at 2007-06-08 15:07
tea-tea -chaiさん、こんにちは。
古い家を管理するのは、新しい家を建てるよりお金がかかるし、材料も手に入らない・・・造る人もいなくなる・・・色々な理由があるようですね。
先日鎌倉散策しました時に、古い家屋敷と広い庭・・・結局管理が大変で文化財的価値があるけれど、市も国も援助はしてくれない・・・結局荒れ果てて、勿論誰も住まなくて・・・いつか壊される運命にあるのかな?
そんな家屋が多いと聞きました。
イギリスのナショナルトラストのような団体が市町村にあり、みんなの関心が高くなれば違うのかな?
石の家と木造では・・・内装だけ変えれば・・・という訳にもいかないでしょうね。でも木・木材は思ったより耐久年数が長いのですよね・・・
日が経つと丈夫になるらしいですよ。
Commented by tea-tea-chai at 2007-06-09 09:32
ねねさん
じ~ん・・・ほんと、心のベクトルが同じ方向を向いていたのかしらね(^^)
私が子供の頃に住んでいた家も、もう建て替えられていて残っていないと思うし、今の実家も、きっとそう遠くない未来に壊されてしまうのだろうと想像がつきます。
造って、壊す・・・これが短いサイクルで行われているのが今の日本の住宅事情なのですよね。
神奈川にある自宅は、私達が結婚した年に建てたのですが、きっと一生、住み続けられないと思うんです。
なんだか、変ですよね・・・。

私も、今は転勤でマンション暮らしなのですが、物をあまり増やさないように心がけています。
ホントに好きな物を、ほんの少しだけ持って、大切にず~っと使い続けていきたいなぁ・・・って思っています。
ねねさんは、厳選された好きな物に囲まれて、心豊かな暮らしをしていると思いますよ☆
それに、ねねさんもお持ちの物は、きっと、この先も大切にしてくれる誰かの元に受け継がれていくのだと思います(^^)


Commented by tea-tea-chai at 2007-06-09 09:56
SHOKOさん
生産と消費・・・それを一番に考えているからなのかしらね・・・。

私が、二十歳前後のころ、フェイクファーが凄く流行って、色々なショップで販売されていたの。
黒いフェイクファーのコートを買って帰ったら、父親に怒られたの、
「すぐに返品してきなさい!」って。

父は、
「偽者は身に付けるな!本物が買えないなら買うな。借金して買う必要もない。買えないのは分不相応だということ、背伸びをする必要はない。そのコートは1年後、3年後に着ると思うか?きっと着ないよ。」と・・・。

翌日返品して家に帰ったら、ブラックミンクのコートがあったの。
「家には娘が3人いるしお母さんもいる、4人で着るんだから安いものだ」

あれから、随分たつけれど、物を買う時に、いつも思い出すエピソードなの。
分相応な暮らし・・・背伸びしないで少ない物を大切にして暮らしていこうと思っています。

写真は、数年前にイギリスの郊外に行った時のものです。
築400年の建物も現役で、趣のあるパブになってたりするんですよ。
街(村?)ごとに、少しずつ雰囲気も違っていてとても気持ちの良い場所でした♪


Commented by tea-tea-chai at 2007-06-09 11:04
karibu-chaiさん
「古い家を管理するのは、新しい家を建てるよりお金がかかるし、材料も手に入らない・・・造る人もいなくなる」
ホントにそうですね。
私だって今はマンション暮らしですし、一人一人の意識も変えていかなくては難しいのでしょう。

奈良県の吉野地方には「闇伐り」(新月に伐採された木は持ちが良い)という伝説が残っているそうです。
世界最古の木造建築、法隆寺にも使われているそうです。

実験結果でも、はっきり違いが出ていて、本来日本では、このように自然のサイクルに添って丈夫な木造建築を作る知恵と技術を持っていたのですね。

戦後の建築ラッシュで、このようなゆっくりとしたサイクルでの伐採では追いつかなくなり、やがて忘れられてしまい、割れやすく、腐りやすく、シロアリなどの害も沢山出るようになり、化学薬品で殺虫、防虫、消毒などをするようになり・・・人体へも影響が出るようになったのではないでしょうか。

鎌倉の風情ある風景や建物・・・残して欲しいと思うことは簡単ですが、やはり難しいのですね。
一人一人の意識を変えることも、同じくらい難しいことなのでしょう・・・。


Commented by SHOKO at 2007-06-09 23:17 x
いいお話を聞かせていただきありがとうございます。
tea-tea-chaiさんのお父様、最高に素敵なお父様ですね。
偽物を持つなというところまではわかるけど、
実際に本物を買って待っていてくれるなんて!
感動です。。。

素敵なお父様をどうぞ大切になさってくださいね。
Commented by mame-neko3 at 2007-06-10 00:59
おぉっ、今日もまた素敵なお話を聞かせていただきました
それに写真もとても素敵^^
私は、ここ何年か前から
日本の古い家屋がとても好きになりました
日本の風土に合った、とても良く出来たすごい建物だと最近になって気が付きました
私の実家の建物もそうなんです
母は暗いから嫌だと言うんですけどね、とても趣があっていいんですよ^^
Commented by tea-tea-chai at 2007-06-10 01:53
SHOKOさん
父も母も、子供達に迷惑をかけたくない・・・という気持ちと、老後の不安もあるようなんです。
私も姉も長男の家に嫁に行っているので・・・。
でも、老後の面倒は私が見るから安心してね!っていつも言ってるんですよ(^^)
ホントは一緒に住んであげたいんですけどね・・・。
Commented by tea-tea-chai at 2007-06-10 02:01
mame-nekoさん
写真の家、素敵でしょう☆
イギリスの郊外なんですけど、その土地の石を使って作られているので、街(村)ごとに家の雰囲気が統一されていて、それぞれ趣があるんです。
ここの村(町)が好きだから、そこの家(中古)を買って住むの。
だから、景観は変わらず受け継がれていくんですって。

mame-nekoさんのご実家、素敵なんでしょうね。
私も古い家の梁や柱なんか大好きです。
機械でブロックのようにキッチリ切り揃えられた木材より、人の手が感じられるものってほっとするんですよね♪
by tea-tea-chai | 2007-06-06 21:40 | 思うこと | Trackback | Comments(10)