紅茶のある暮らし 猫のいる生活。


by chai
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翼の王国

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ANAの機内誌、「翼の王国」。
ず~っと昔・・・初めての海外旅行で、ドキドキしながら乗った飛行機。
そして座席の前に、この機内誌を見つけた。

その中に、「自分の歴史を辿る旅」があった。
筆者が、子供の頃の冒険の記憶を辿り旅をするというエッセイだった。

「いつか、私も自分の歴史を辿ってみよう」

そして数年後・・・その時が来た。
人並みに恋をして結婚することになり、住み慣れた土地を離れることになったのだ。





生まれ育った土地・・・
そこは、当時住んでいた場所から少し離れていた。
今でも鮮明に覚えているのは幼稚園のころ・・・。
通っていた幼稚園は、住宅街から離れた森の中にあって、お迎えのバスに乗って通っていた。
カトリックの幼稚園で修道院も併設されていた。
シスターは外国の人もいて、英語の時間もあった。
大人になって分かったことだが、モンテストリーという教育方針の幼稚園で、きっと両親が色々考えて通わせていたのだろうと想像がつく。
卒園してからは、家に車がなかったこともあり一度も行っていない。
小学校6年の時に、手狭になった家から、少し広い家に引っ越した。
それ以来、その街へは行っていない・・・。

地図を片手に、昔の記憶を辿って車を走らせた。

子供の頃住んでいた家・・・そして幼稚園へ・・・。
正門の前に来た時に胸がいっぱいになった。
あんなに高かった塀は、私の胸位の高さだった。

地面に絵を書く為の枝が欲しくて、フェンスに登り木に手を伸ばしていたら、シスターに見つかって「動物園のお猿のお山に入れますよ!」と怒られ
「本当にお猿のお山に連れて行かれたらどうしよう・・・」と不安で一杯になったこと・・・。

大人しくて、人見知りで、いつも1人でいた女の子を、「私が守ってあげなきゃ!」と思っていたこと・・・

お泊り会で、夜、窓の外にフワフワとした小さな光(多分ホタルです)がいっぱいあったこと・・・

幼稚園に通っていた頃の記憶が、次から次へと溢れてくる・・・。

大人になった私が、子供の頃の私と再会したようだ・・・。


今度は、いつ「自分の歴史を辿る旅」に出掛けようか・・・。
10年後・・・?20年後・・・?

その時の私は、今の私と再会してどう感じるのだろう?
そんなことを考えながら、ベランダの外を眺める・・・。
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新緑というには、まだ少し早い・・・目覚めたばかりの小さな緑・・・。
はかなげで、柔らかくて、葉というには、幼すぎる若葉・・・。
今年も私の大好きな季節がやって来た。
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Commented by mame-neko3 at 2007-04-17 00:33
いいですねぇ~
小説を読んでるようでしたよ ^^
またいつか聞かせてください
Commented by AoimikanM at 2007-04-17 22:22
私は”自分の歴史を辿る旅” をいつもしているような気がします。
場所ではなく、記憶や精神面と言ったところなのですが……。
行動して実際に幼い頃育った場所へ行った事はあるのですが、
「私ってバカなのかしら?」という程覚えていなかったのです。
ショックというか、きっと私は tea-tea-chai さんのように多感ではなかったという事なのでしょうね。

私が半分大人になって、恋もして、挫折も知った頃、イギリスの叔母の所で過した時期は未だに訪れている自分の歴史を辿る旅のひとつです。
きっともっと身近にあるはずなのに……
幼い若葉の写真を拝見して、私も大好きな季節に見ていなかった身近な場所を少し探してみようと思いました。

*ねね
Commented by tea-tea-chai at 2007-04-18 20:28
mame-nekoさん
人それぞれ、年を重ねたぶんだけ歴史がって、みんな違うんですよね~。
mame-nekoさんもきっと素敵な歴史を重ねてきたのでしょうね。
自分の歴史を辿る旅・・・少し成長した自分を客観的に見つめるきっかけにもなったように感じます(^^)
Commented by tea-tea-chai at 2007-04-18 20:51
ねねさん

私は、とても小さな頃の記憶が残っていて、まだ言葉を上手く話せない位幼かったころ、母親に一生懸命伝えようとしても、ニコニコ微笑んでいるだけで、伝わらない・・・と不安に思っていたこと・・・
「大人になったら今の気持ちを忘れちゃう!どうか、今の気持ちをず~っと忘れませんように!」っと思っていた事とか・・・
今でも憶えているんです。
ちょっと変わってるのかな?

私の歴史は、平凡なもので、ドラマチックなことは何もないのですが、ゆっくりゆっくり・・・でも確実に、あの頃より、大人になったのだなぁ・・・と感じました。

私から見れば、ねねさんは、別世界の華やかな歴史を辿ってるように感じますよ~。
イギリスでの、ジャムの作り方や、お菓子の思い出は、心をとろりと溶かすような、甘酸っぱい記憶なのではないでしょうか?
書家のお父様の墨をする静かな時間や墨の香りも・・・。

「自分の歴史を辿る旅」は、その時の自分の心や体の状態で、同じ場所に行っても、感じ方が違うのかもしれませんね。
Commented by Tous-les-jours at 2007-04-18 23:23
tea-tea-chaiさん こんばんは~
この記事を読んで自分の小さかった頃のことを思い出したり
あの時、長い道のりを歩いて通ったはずが
大人になって歩いたらアッという間だったこと
いろいろなことを思い出しました。
小さかった頃の場所、大人になってふと行きたくなるものですね。
Commented by tea-tea-chai at 2007-04-20 18:03
Tous-les-joursさん
そうですね。
小さかった時は、大きく見えたものや、遠い道のりも、「あれっ?」っておもうほど小さくて、近くなんですよね~。
それだけ、成長したって事でもあるんですよね☆
子供の頃の狭い行動範囲の中で、いっぱい冒険して、新しい発見をして、泣いて、笑って、怒って・・・真っ直ぐに、全力で生きてたなぁ・・・って少し愛しくなりました。
10年後、20年後に、また「自分の歴史を辿る旅」に出掛けたとき、今の自分も、真っ直ぐに、全力で生きていて愛しいと感じられる生き方をしたいなぁ~って思います。
Tous-les-joursさんも、素敵な歴史がいっぱいあるのでしょうね。
そして、これからも・・・ね☆
by tea-tea-chai | 2007-04-16 23:03 | 思うこと | Trackback | Comments(6)