紅茶のある暮らし 猫のいる生活。


by chai
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時を経てもなお・・・

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高価な物ではないけれど、大切にしている物がある。
ず~っと昔、煎茶道を習い始めたばかりの頃、煎茶用のお道具を捜していた。
その一滴に美味しさを凝縮させた、甘くてトロリとした濃厚なお茶の味は、小さな小さな、おままごとのような茶器で作られるのです。

小さな急須や、お猪口のような茶碗は、
今では中国茶用の茶器が多く出回っていて手に入りやすいが、当時はなかなか見つけられなかった。

高価なものは、デパートの「煎茶の世界」などの催し物で見つけることは出来たけど、当時の私には、とても手が出ない物だった。

この茶碗は、家の物置で見つけた茶碗。
ず~っと昔、父が仕事の関係で、京都のお茶屋さんから頂いたものらしい。
ちゃんと、宝瓶、茶碗、湯冷ましが揃っていた。

あれから、長い年月を経て、今も私の手元にある。
先日の「台湾紅茶」の時にも、このお茶碗も宝瓶も使った。
茶碗のひとつが少し欠けていたが、ギャラリーのオーナーさんが、「金つぎしてあげるから、置いてって」と言ってくれた。

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新しく命が吹き込まれた、茶碗は、これからも、私の手元で時を過ごすだろう。
そして、時々教室の生徒さんに使ってもらえるだろう。


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教室をしているギャラリーは、その建物が国の有形文化財になっている。
店内には、時を経た重みと、静かな時間が流れている。
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こんな空間で、この茶器を使って、教室が出来ることをとても嬉しく思う.
ここでは、私も、この茶器も、アンティークと言われる物達も、
まだまだ、ほんの小さな子供のようだ・・・。
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Commented by mame-neko3 at 2007-03-20 22:34
うわっ、いい感じのお店ですね
こういうところ大好きです ^^
下の写真の窓の外のブルーがまたいい感じですねぇ
いいなぁ、chaiさんのお知り合いは素敵な方たちばかりですね
Commented by AoimikanM at 2007-03-21 10:13
tea-tea-chai さんのセンスもお話もいつもいいですね。
物置から宝瓶、茶碗、湯冷ましまで揃って出て来るなんていいなあ、、、。
金つぎされて息を吹き返したお茶碗で戴く一杯のお茶に沢山の物語を感じます。
こちらのギャラリーでお教室をされているのですか?
またまた行ってみたい衝動に駆られます。
古い瓦屋根の佇まいは大好きな造形美のひとつです。

*ねね
Commented by tea-tea-chai at 2007-03-22 01:23
mame-nekoさん
素敵でしょう~。
このギャラリーの斜め前の建物もこんな感じなんですよ~。
ここは中仙道の宿場町で、まだその面影が少し残っています。
窓の外のブルーは気が付きませんでした・・・。
夕方で、外が暗くなったばかりの頃撮ったんです。
Commented by tea-tea-chai at 2007-03-22 01:39
ねねさん
煎茶用の茶器って日常ではあまり使わないので、ず~っと物置で眠っていたみたいなの。
一応桐の箱に入っていたけれど、中の茶器を包んであった紙なんて、色が変わっていたもの。
初めて頂いた玉露の甘さに驚いたことや、家族にお手前をしてお茶を淹れたこと、父が「丁寧に淹れると同じお茶でも、こんなに違うんだね~」と言った笑い顔・・・
思い出が一杯の茶碗なんです。

ここでも月に1回、教室をしてるの。
埼玉の桶川にあります。
いろんな、企画展もしていて、ちょっと前は「インドの布展」をしていました。
今度は、トンボ玉だったかなぁ・・・?
ビンハウス展も毎年するんですよ~。
高価なので、私は見るだけですが(笑)



by tea-tea-chai | 2007-03-19 22:31 | 古いもの | Trackback | Comments(4)