紅茶のある暮らし 猫のいる生活。


by chai
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かもめ食堂

今日は、ゆっくり家で過ごしました。
ず~っと見たかった「かもめ食堂」のDVDを借りてきたの。
「おむすび食べたくなるよ~」
「シナモンロールも食べたくなるよ~」
と聞いていたので、おむすびとお味噌汁を食べながら見て、見終わった後、ワッフルを焼いてバニラアイス、チョコレートシロップ、シナモンを振りかけて食べました~。

ファッションもインテリアも、食器もとにかく可愛い!
そして・・・とても懐かしい感じがしました。
以前、紅茶専門店に勤めていたことがあります。
ゆったりした時間と温かな空間・・・大好きは場所です。
そして、思い出した・・・。

ある日OLさんらしい女の子と、その上司らしい男性が奥の一番端の席に座った。
なんだか少しそこだけ空気が違う。
彼女は泣いていた。男性は、困った顔をしてゆっくり彼女の話を聞いていた。
お茶をサーブしに行った時にテーブルの上に病院の診断書がチラリと見えた。

誰も口には出さないけれど、皆彼女の事が心配だった。
何かしてあげたかった。

私は、レジに飾ってあった花を店長に言って一本もらった。
元気いっぱいのガーベラ。
茎を濡らしたティッシュとアルミホイルで巻いて、セロファンで巻いて、リボンで結んだ。
男性がレジで会計をした後、彼女に「これ・・・どうぞ」っと渡した。
真っ赤な目をした彼女は少し笑って、両手で受け取って胸の前で抱きしめていた。

それから暫くたって、いつものように紅茶をサーブした時に声をかけられた。
「あの時は、お花ありがとう」
あの時の彼女だった。
彼女はゆっくり、ゆっくり話し始めた。
社会人になって、急に環境が変わり心と体が対応できなくなったこと・・・・。
上司に相談して休職していたこと・・・。
今は、新しい職場で元気に働いていること・・・。
後でスタッフにその事を話し、皆で喜んだ。
皆、紅茶が好きで、このお店が好きで、何より人が好きだった。

あの時、彼女とは、「ご注文お決まりですか?」とか「お待たせしました」とか「これ・・・どうぞ」
しか話していない。
彼女と私と間にあったのは、紅茶と一輪の花だけだった。

お茶と花は似ているなぁ・・・と思う。
生きていく為に「なくてはならない物」ではないけれど
一杯の紅茶で、一輪の花で、ほっとしたり、優しくなれたり、癒されたりする・・・。
だから、私は紅茶教室をしてるんだよなぁ・・・って思う。
一杯の紅茶がす~っと心に染み込んで、少し元気になって、少し楽しくなって、少し優しくなってもらえたら・・・嬉しいなぁ・・・。
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by tea-tea-chai | 2006-11-27 01:48